暑さもビークを過ぎ、SIT祭の後片付けもようやくひと段落して、
学校はいつもの見慣れた風景に戻りつつあった。

そんな時、エンディング(閉祭式)を終えた子どもたちが、校舎の外に出てくるのが見えた。

自分自身がそうだったから、「子どもたち、この暑さと熱気と達成感に加えて、
祭りの後の脱力感で、さぞかし疲れているだろうなぁ」 なんて想像していた。 



なのに、そんな老婆心は、見事に打ち消された。


歩きながらでもすぐさま歌いだそうとする子どもたち。
同い色のクラスTシャツの固まりが、ひとつひとつ、
いつしかあちこちに、いくつかの大きな輪が出来始めた。
どうやら、『うたポン』で繋がった縦割りクラスごと、3年生を中心に、
2年生、1年生が輪になり、互いに労をねぎらい、その絆を深めている様子だ。

抱き合う仲間がいる。
涙する友がいる。
笑顔のみんながそこにいる。

走り出し、山にかけ登る集団。
屋外ステージにかけ上がる集団。
それぞれが、いつまでも止まらない歌声とパフォーマンスを繰り広げる。
いつまでも興奮冷めやらぬ様子で、疲れなど微塵も感じさせずに・・・



この盛り上がりは、いったいいつまで続くのだろう。
そのとき、クラスの枠を超え、先輩も後輩も、男も女もない、
祭りを共に燃えた“同志”なのだろう。

みんなキラキラと輝き、あまりにも眩しかった。

・・・これって、青春だよね。


1年生の我が息子も、
家では見せることのない表情で輪の中に立ち、
全身を躍動させていた。

「国際情報に入れて、良かったなぁ〜」
あらためて感じた母です。



しばし、しゃがみ込んで、彼らの様子を眺めつつ
我が遠かりし“青春真っ只中”の頃に想いをはせ、
知らず知らず涙がこみ上げ、
思いがけず“胸キュンの時間”に出会えました。

SIT祭に乾杯!国際情報生に感謝!
       
           文: 村上 直子(総務委員会)